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「ここはどこだろう?真っ暗だ。」

 

 

星はあたりを見回していました。

 

 

遠くの空にぽつり、ぽつりと小さな光が見えていますが、他には何もありません。

 

 

星がきょろきょろしていると、遠くの空にある一つの光がだんだん大きくなってきました。

 

 

どうやら星の方へ近づいてきているようです。

 

 

それは星よりも一回りも二回りも大きな三日月でした。

 

 

その光があまりにまぶしかったので、星は手で目をおおいました。

 

 

「おや、ここにいたのか。君を探していたんだよ。」三日月が言いました。

 

 

「僕のことを?」

 

 

星はびっくりして聞きました。

 

 

「そうさ、君は今さっき生まれたんだよ。これは君への贈り物だよ。」

 

 

三日月は自分の体をゆっくりとなでてから手のひらをそっと開きました。

 

 

そこにはキラキラと輝く金色の粉がありました。

 

 

そして三日月は金色の粉を星の体にまいていきました。

 

 

すると、星の体はキラキラと光を放ちました。

 

 

「うわあ、とてもきれいだ。ありがとう。でもどうして?なんで僕の体はこんなに光っているの?」

 

 

星が聞きました。

 

 

「それは君が星として生まれたからさ。これから君は輝きつづけるんだよ。」

続く