それは、ある冬の日のことでした。

ハルクは飛行機に乗って空を飛んでいました。

「ブルルルルル。今日もいい天気だ。この辺には、まだこんなに豊かな森が残っているのだな。」

ハルクは、飛行機で一人旅をするのが好きでした。

クッキーとミルクで腹ごしらえをしたハルクはだんだん眠くなってきました。

おっと危ない。

今眠ったら大変なことになります。

ハルクは眠い目をこすりながら操縦を続けました。

それからしばらくして…。スーッ。スーッ。

ハルクは少し眠ってしまったようです。

ここはどこでしょう?もうすっかり夜になっていました。

ハルクはあたりを見回しました。

「ブルッ、ブルブル。ブルルッ。」

おや?大変です。燃料がもうほとんどありません。

どこかで燃料を補充しないと。

「ブルッ、ブルッ、ブル。カタカタ…。」

大変です。プロペラが止まりそうです。

「カタカタ、カタン。」

ハルクの乗った飛行機は燃料が切れて、しだいに高度を下げていきました。

こうなったら、どこかに不時着するするしかありません。

運よくハルクは湖のほとりに、着陸するのにちょうどいい丸太作りの小さな家を見つけました。

ハルクは何とか舵をとって家の庭に着陸しました。

バサバサバサという飛行機の着陸する音を聞いて、家の中から人が出てきました。

「どなたかしら?」

着ている服はボロボロですが、とてもかわいい女の子でした。

「すみません。途中で燃料が切れてしまって、それでこの家が目に入ったものですから、着陸させてもらいました。」

続く……